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ゆららさんから

★韓国人エリートの彼。激務で会えなくなって…。

 まず占ったのは---
「しばらく彼に電話をしません。彼がまた私を思い出し、連絡をしたくなるようになりますか。」という質問です。

 彼とは98年の夏に私が韓国に短期留学をした時に知り合いました。
当時は一方的に好かれ、遠距離からスタートしました。
99年の5月に私が幸運にも仕事で韓国にくることができ、近くにいることができるようになりました。
彼はとても向上心がつよく学歴社会の韓国においても一流大学、将来は政治家になりたいらしく、某政治家の秘書になりました。
その仕事が激務で彼と会えなくなっていきました。
 この前電話をかけたら、彼は落ち込んでいました。
「今私に何もできない、あなたを待たせる事が自分を不安にさせる。友達でいて欲しい」と言われたのです。
「今後他の政治家の秘書に変わることも考えており、今は私のことが好きかどうかも解らない」との事です。

 READINGで解らなかったのは---
《電話をかけないほうがいいのか?》
《それともかけたほうがいいのか?》
うまく読めませんでした。

 最終結果だけで判断してはいけませんが、最終結果がよかったので少し救われました。
お時間があったら教えていただけませんか。


 ゆららさん(仮名)、こんにちは。瑛利奈です。
いつも「瑛利奈の山手タロット館」へ来て頂いてありがとうございます。
これは仕事熱心な男性とお付き合いする女性にとって、普遍的な悩みですね。
その上、ホロスコープを見ると彼はすごく頑固一徹、責任感が人一倍強い性格です。
愛を社会的な成功とリンクさせて考える典型的なタイプの男性ですね。
ゆららさんの方は融通性があるけれど、ちょっと迷いやすいかも。
《ストイックな彼と逢わないとすぐ不安になる女性》の組み合わせといえそうです。

では、タロットリーディングに入ります。

★《彼に電話をかけない方がいいのか?》
★《それとも彼に電話をかけた方がいいのか?》

さてカードの展開は---

◆1. 過去---The Empress(女帝)逆位置
◆2. 現在---The Tower(塔) 逆位置
◆3. 近い未来---The Last Judgment(審判)逆位置
◆4. 対応策---The Hierophant(法王)逆位置
◆5. 周囲の状況---The Emperor(皇帝)逆位置
◆6. 願望の行方---The Hanged Man(吊られた男)
◆7. 最終結果---The Magician(魔術師)

◆1過去---The Empress(女帝)逆位置

 もうこのへんからおかしなカードが出ていますね。
彼は仕事上の人間関係で悩んでおり、余裕を失っていたのでしょう。
屈折してゆく彼の心理とそれに反応してしまうゆららさんの女心は悪い方にインタラクティブとなっていったのでしょう。
ゆららさんは彼を愛しながらも、自分の愛を正しく評価することが出来なくなっていきました。
私は彼のじゃまものなのではないか?と。


◆2現在---The Tower(塔) 逆位置

彼に「あなたとの交際が重荷だ」といわれて、動揺します。
「The Empress(女帝)逆位置」1過去---のカードで感じていた不安が一気にこみ上げて、目の前が真っ暗。
しかし、これはThe Tower 正位置ではありません。
「The Tower(塔) 逆位置」なので、絶体絶命なのではなく、「絶体絶命になる一歩手前で食い止まる」という意味です。
爆弾はゆららさんのこころの中で不気味にうごめいていきます。


◆3近い未来---The Last Judgment(審判)逆位置

 まさに「障害の多い恋」です。
悪いカードがこの位置に出たときは障害は二人の気持ちの外にあります。
そうです。外的な環境が妨害となっているのです。
4月に行われる選挙や彼の仕事上の立場、また、国籍が違う、など卑屈になれば障害の方は情け容赦なく膨らんで行く可能性があります。
ゆららさんの愛にとって冬はまだまだ長そうです。


◆4対応策---The Hierophant(法王)逆位置

 「希望成就の可能性は常識的には薄そう」
「考え過ぎで取り越し苦労していることも。行動してみれば何かが起こるかもしれません」
このコメント通りです。
「どうせだめなんだ!国籍が違えば結婚も反対されるだろうし」などといらぬ気を回しているのではありませんか?
そんなに先回りして、自分の恋愛の可能性を潰す必要は全くないのです。
今、必要なことだけを考えましょう。
そして、もう一つ重要なことはこれ「The Hierophant(法王)」は電話を表すカードなのです。
法王が左手に持っているのは電話会社のアンテナです。
右手を外へ向けているのは信者に説話している動作を表しています。




 ただ、ここ4対応策では「The Hierophant(法王)逆位置」なのでここまで余裕綽々な説得は出来ないでしょう。
しかし、客観性を欠いた、---懐疑的な逆の説得=別れた方がいいなどと口走るとか、相手の心を試すような発言をするとか---をしてしまう可能性もあり、です。
また、必要以上にしつこく電話をしたり、かみ合わないおしゃべりのし過ぎなども自重しなければなりません。
そんなつまらない電話をかけるくらいなら、かけない方が余程ましです。
なんか、このへんで回答が出たみたいですね。


◆5周囲の状況---The Emperor(皇帝)逆位置

 彼は仕事の重荷、過労から来る疲労、などから愛する自信を失っているのです。
彼は古いタイプの男性なので、一見真面目だが本当は自由奔放なゆららさんが頻繁に仕掛けてくるジャブ攻撃に疲れてしまったのかも知れません。
「オレは黙って待つ、もっと従順な女性が好きだったのに」とこころの中で思っているのでしょう。
ゆららさん、少し落ち着いた方がいいですよ。
彼は安心して自分がリード出来る女性、また、待つことに誇りを持てる女性が好きなのです。
ゆららさんは自分のことで頭がいっぱいかも知れませんが、彼の方も過去にずい分と不安を感じたこともあったのです。
彼は「今ではあのときほどの努力をする余裕はない」と思っているのです。


◆6願望の行方---The Hanged Man(吊られた男)

 ゆららさんはこれから「待つしかない」と思うようになっていきます。
「3近い未来---The Last Judgment(審判)逆位置」の月日を乗り越えて。
ゆららさんが「待つ」気持をずっと維持できるのなら大丈夫です。
このカードには選択の余地はありません。
ゆららさん、耐えて、待って下さい!


◆7最終結果---The Magician(魔術師)

そうすれば最終的にチャンスが来ます。
しかし、展開は「The Last Judgment(審判)逆位置」→「The Magician(魔術師)」です。
ここの "→" の部分に何か重要な事件があるはずですが、ここでは割愛されています。
最終的にはゆららさんの方から愛の告白というような大それたものではなく、ごく日常的なご挨拶のような形で時を待ってから電話していく必要がありますね。

★いつまで待つか?---それが問題です★

 「The Magician(魔術師)」は水星のカードです。
水星の数=5、→5ヶ月
また、水星の月(Month)=双子座に太陽がある時、→6月(正確には5/21〜6/21)
現在2000年1月に5ヶ月を足してみて下さい。
そう、「6月」です。
6月になったら、彼にプッシュし始めて下さい。是非ゆららさんから。


 以上ですが、ゆららさん、お分かりになりましたか?
あなたと彼との間にはとても深い絆がありますが、なぜかゆららさんが後ろへ退いてしまう関係なのです。
愛を押しつけるような態度はもちろん逆効果ですが、疑心暗鬼になって先回りするのもよくありません。
「いつか、彼があなたを必要とするときが来ます!」この私の言葉を信じてそのタイミングをあせらず、待って下さい。

愛ある未来を掴むのに誰に遠慮する必要があるのでしょうか?
ゆららさん!幸運をお祈りしています!!!

瑛利奈                          JAN 11 2000
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